難関大学合格に不可欠な
入試化学の攻略ポイント5選!
東大・京大・医学部をはじめとする理系難関大学を志望する皆さんの中には、化学の学習方法や、塾や予備校の必要性について不安を抱える方もいらっしゃるかと思います。
今回はそんな方に向けて、化学の学習方針決定の上で重視すべき、難関大学合格のための「攻略ポイント5選」を紹介します。
記事編集者 山本咲希
予備校講師歴10年
化学専門予備校「花塾」MD
学習塾生徒派 顧問
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「花塾」では、ここで紹介する化学の5つの特性を塾生全員に説明し、徹底的に意識をしてもらうことで、塾生全員難関大学2次入試で8割以上の得点率、医学部合格率86%、東大・京大・東工大・早慶上理合格率80%以上の合格率を達成しています。▶「花塾」指導実績の詳細はこちらからご覧いただけます。
化学の勉強方法に迷っている皆さんも、この5つのポイントを攻略すれば最高効率で入試化学での得点力を上げることができるでしょう。
ポイント①化学は理科の中で
一番時間がかかる科目!
化学は理科の中で最も分量が多く、合格点が取れるようになるまで時間がかかる科目です。
具体的には、暗記量が多い、解法パターンが多い、パズルのような問題も出る、実験問題では長い文章を読んで情報処理をする力が必要…など、たくさんのことに対応しなければならない点で、膨大な時間を要します。
高校化学全範囲を理解した後、理系難関大学に合格するために必要な実践演習(独学において最も一般的な組み合わせである、「セミナー」基本問題のみ597問→「重要問題集」272問の流れで、合計869問。それに加えて教科書理解が必要)を独学で終えるまでには平均700時間~1000時間が必要となるため、1日1時間化学の勉強を続けたとしても2年以上が必要になります。
「独学で最も効率的に難関大学合格点に達する化学勉強法」はこちらから
そのため、入試までに満足いく量の演習を終えられない受験生が続出してしまうことが、大学入試化学の1つ目の特徴です。
独学で確実に難関大学合格レベルまで到達させるためには、高校2年生の夏までには受験勉強をスタートさせましょう。
ポイント②化学は「分かる」と
「できる」の距離が遠い科目!
化学は、英語・数学・生物・物理などの他の科目と比べて、「分かる」と「できる」の距離が遠い科目です。
例えば生物であれば、教科書の内容を完璧に理解・説明ができるようになれば、東大の生物の問題でも7割以上の得点を目指すことが可能ですし、
数学では、難関大学の入試問題も教科書の例題の組み合わせが基本です。
一方化学は、
教科書に書いてある内容を完璧に理解したのに
問題集の問題は解けない!!
という現象が度々起こります。
これは、化学ならではの以下の性質が原因です。
●教科書や学校の授業では、理屈の説明に注力されることが多く、「問題の解き方」を教わる機会がない。
●一方で化学の入試問題は、理屈について問われる問題は少なく、実験操作に従って解く計算問題がほとんど。
●実験で登場する試薬の数や、操作手順の種類、問題のパターンが大量にあるため、整理しにくい。
そのため、独学で化学を勉強するなら問題演習のたびに「”問題の解き方”を自分で体系的にまとめる」ことを意識しましょう。
「問題の解き方を体系的にまとめる」ってどういうこと?詳しくはこちらから!
ポイント③市販の問題集では、自力での解法体系化が困難
「問題集の問題は解けるようになったのに、テストで少し問題が変わると解けなくなる」
という経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
これは、市販の問題集は、入試問題の一部、または全部を編集して掲載してあることに原因があります。
入試問題は「半端な学力の受験者を落とす」ための問題であるため、
問題文には計算に必要ない数値、必要ない情報が多く含まれています。
つまり、より実用的でノイズの多い問題となっているのです。
例えば、滴定範囲で一般的な問題集にも掲載される入試問題の問題文を
「食酢中の酢酸の濃度を知る目的で、水酸化ナトリウム約1gを200m Lの水に溶解した。この溶液の濃度を決定するためにシュウ酸標準溶液 20.0m Lをビーカーにとり指示薬としてフェノールフタレインを加えビーカー内の溶液の色が無色から淡赤色に変化するまで水酸化ナトリウム溶液をビュレットから滴下した。・・・」
このような記述がある問題をまだ学力が定着していない段階で演習したときに、
本質の反応とノイズの情報を整理・体系化して理解できる自信はありますか?
例えば上記の記述は、本質の反応は「酢酸と水酸化ナトリウムの反応」であり、他の物質はノイズであると見抜けなければ、少しでも問題形式や登場する試薬が変わったときに、応用して解くことはできません。
●「標準溶液」とは何か
●「酸物質」「塩基物質」の見分け方
●「各実験器具」の名称と使い方
●「指示薬」の種類と滴定の終点の見分け方
先ほどの問題では、これらの情報を漏れなく適切な方法で整理することにより、他の問題にも対応することが可能になるのですが、
まだ初期の演習の段階で、いきなりその作業を行うことは非常に大変です。
これは「化学が苦手」と言う生徒さんのほとんどがつまずくポイントです。
独学で化学を得意にしていくためには、このような観点から、物質、器具、実験操作に関する情報整理を欠かさずに行いましょう。
ポイント④入試本番の時間制限が、全科目の中で最も厳しい
化学は英語・数学・理科・社会・国語のすべての科目の中で、「入試本番の時間制限が最も厳しい科目」です。
つまり、ただ「できる」だけでは入試本番に得点できないのです。
共通テストでも、ほとんどの大学の二次試験でも、大問1問あたり10~15分以内で解き切るスピードがなければ、試験時間内に全ての問題に触れることはできません。
このスピードで解くには「問題を読んだ瞬間からペンを一度も止めずに書き続けて解き切れる」超スピードを身につけておく必要があります。
そのため、化学の勉強においては、「出来ない問題を出来るように」する演習だけではなく、「出来る問題をもっと早く出来るように」する化学専門"超速演習"を行いましょう。
「化学専門"超速演習"の詳しい取り組み方」についてはこちらから
ポイント⑤典型解法マスターで難関大学でも8割以上を得点できる!
ここまで、化学の難しいポイントを4つ挙げてきましたが、実は5つ目は化学の前向きな特徴です!
難関大学の二次・個別試験では、基本的にどの科目もかなり難易度の高い「応用問題」が問題の大半を占めますが、実は化学だけは例外です。
化学だけは、どんな難関大学でも「典型パターン」からの出題が8割以上を占める科目です。
化学は、4つのポイントに的確な対策により攻略した上で、10年分を目安に過去問演習を行うことで、誰もが8割以上の高得点を取ってライバルたちに差を付けられる科目なのです(例えば数学・物理などは、元々よほど得意ではない限り、相当勉強したとしても安定して8割以上の高得点を取ることは非常に難しい科目です)。
以下に化学を独学で勉強するために必要な要素をまとめたので、この4つのポイントを確実に抑えて、化学を得意科目にしていきましょう!
【まとめ】
入試化学攻略に必要な5つの要素
「入試化学の攻略に必要な要素」は、
✔大学入試まで、1年半~2年以上の時間があり、化学に750~1000時間をかけられる。
✔学校の授業を聞いた後に問題演習をしたときに、「問題の解き方」を整理してすんなり問題を解くことができる。
✔問題演習でその問題の本質とノイズを見分けて、情報を漏れなく整理することができる。
✔超速演習を取り入れて、典型解法は大問1つ10分以内で解き切れるレベルで習得することができる。
✔これらが出来るようになったら、得点率8割を超えるまで、10年分を目安に過去問演習を繰り返すことができる。
の5つです。これらを全て達成することができれば、独学でも問題なく化学の学習を進められるでしょう。
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反対に、
〇大学入試まで1年半を切ってしまった。
〇学校の授業は分かっても、いざ問題を解こうとすると解けなくて困る。
〇市販の教材を使って問題演習をしても、テストで少しでも内容が変わると解けなくなる。
〇自分一人で超速演習を取り入れられるか不安。
〇過去問演習を一人で出来るか不安。
上記のうち一つでも当てはまる場合は、塾や予備校に通うことで、より確実に効率的に学習を進められる可能性が高いです。
入試化学を知り尽くす化学専門予備校「花塾」なら、これらの不安を全て解消し、化学を確実に得意科目にすることが可能です。
以下に簡単な特長を記載するので、興味がある方はぜひご検討ください。
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ここまで、化学を勉強するにあたり絶対に知っておくべき落とし穴と、独学で勉強するかどうかの基準、通塾した場合のメリットについてお話してきましたが、いかがでしたか?
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