1 ゼロから有機化学を極める講習とは?!
今年も、花塾の高校3年生・高卒生を対象として今年は45名が受講しました。
(昨年の様子も、昨年のブログに掲載しております!)
このコースは、「ゼロから有機化学を極める」という名の通り、
受講生全員
ゼロ(既習、未習を問わず)から東大レベル(少なくとも早慶旧帝などの最難関レベル)
の有機化学の問題を解けるようになってもらうことをテーマとしたコースです。

“全員に”
です。
勿論、100%全員とまではいきませんが、今年は、45名中40名が最難関レベルの有機化学の構造決定などの問題が解けるようになりました。
このコースはとてつもなく重要な4つの意味を持っています。
❶ 有機化学は短期集中攻略が最善!!
有機化学は大学受験で必出!
そして出題される問題の9割は構造決定に関する問題です。
ところで、構造決定の問題を解くためには有機化学に関する幅広い知識が求められ、
それらの知識のうち一つでも欠けているだけでまったく解けないことも多々あります。
知識が一つも欠けることなく揃っていないと構造決定の問題は解けません。
それ故、有機化学は
短期集中で一気に構造決定問題が解けるレベルまで学習するのが最も効率的
です。
何故なら、一度構造決定問題を解けるようになってしまえば、
構造決定問題には先ほど述べたように1題にたくさんの知識を必要とするので、
週末に1,2題でも解けば有機化学の知識を維持できるのです。
つまり短時間で理想的な復習が行えます。
逆にこの分野をゆっくり長期で学習してしまうと、
構造決定の問題が解けるようになるのがはるか先なので、
これまでの知識を維持するために、覚えた知識の復習を長時間かつ継続的に行わなければなりません。
有機化学は短期集中決戦が最も効率的なのです。
だから花塾では春期講習の2週間の期間で高分子以外の有機化学すべてを短期集中で終える
のです。
❷ 有機化学分野は化学をこれまでサボっていた人、苦手で手を付けてこなかった人も一気に習得できる!
有機化学はモル計算をまだ習得できていなかったり、
他の分野や単元の知識が不足していたりする生徒も習得できる特別な分野です。
さすがにアンモニアや二酸化炭素の化学式、中和反応の基本的な化学式を書けない生徒には難しいですが、
他の分野と独立してゼロから学べます。
特に花塾のオリジナル教材「化学炯眼」は、
他の単元とのつながりを極力排除して全員がゼロから学び、
そして最難関レベルまで到達できるように作られています。
これまで勉強をサボってきた生徒も、「これなら僕もできる!」と再起して羽ばたくチャンスとなるのです。
❸ 「一つの分野で最高レベルの学力に到達する経験」こそ最強の基準になる!
有機化学という、化学の約3分の1を占める大分野を、
しかも2週間で東大レベルまで習得できたら、
どれだけその後の勉強の自信になるでしょうか!
「他の分野もこうやれば届くんだ!」
「最難関のレベルに到達するにはこれだけ練習すれば良いんだ!」
という実体験で学べる価値は、はかりしれません。
私は実は、この有機化学講習の一番の意義はここにあると思っています。
この講習によって確かな“最難関大学受験の基準”ができる
そしてその基準が、
他分野、他科目も最難関大学合格基準まで導いてくれる
のです。
❹ “本気になるきっかけ”を与える
この講習を一生懸命頑張れば、
この後1年を頑張りぬく“自信”になります。
「ゼロから有機化学を極める講習」で“本気になるきっかけ”をつかんだ生徒が
毎年のように「化学が大好きになった!」と火が付き猛勉強して劇的に学力を伸ばし、
第一志望に合格していくのを毎年見ています。
最難関ではない大学を目指す生徒にとっても、
入試必出の有機化学分野を突き抜けるぐらい得意な分野にし、
自信をもって第一志望に臨んでもらいます。
2 受講生の成長と変化
このコースは毎年様々な学力ベースの生徒が受講しますが、
ほぼ全員が劇的に有機化学を得意になります。
化学の成績が学校で最下位だった生徒が、
コース受講後に「クラスで1位」「学年1位」へと変貌
していくのです。
想像もしていなかった自分になれるきっかけを作れるのです。
先にも書いたとおり、有機化学はこれまでの積み重ねなど関係なく、
皆がゼロから最難関レベルまで到達可能な分野です。
今年も講習の初期はほとんどの生徒たちが慣れない構造式の書き出し練習や、各反応の暗記に苦しんでいましたが、
構造決定ドリルに入って中盤以降は明らかに
「有機化学が楽しくなってきた!」とぐんぐん力を伸ばす生徒が爆増しました。
後半では構造決定ドリルの難関レベルの問題をほとんどの生徒が自力で解き切る力をつけ、
未習からスタートして講習後半では東大や東北大(構造決定が難しいことで有名)レベルの問題をスラスラ解くまでに成長した生徒も!
(花塾のオリジナル教材について、詳細はこちらからご覧いただけます)
この“本気になれる”講習を通して、学力とともに意識が高まってきているのを感じました。
学習時間も受験生らしく10時間以上できるようになった子が目に見えて増えました。
中には「昨日16時間やりました!」と言ってくれた子も(さすがに体が心配になるレベルですが)。
ここから花塾受験生たちのスタートダッシュが始まり
花塾のカリキュラムを一気に進めて、塾生全員二次試験8割以上に繋がっていくのです。

3 大テストで6割未満は退塾!?
実は花塾には退塾がかかった大テストが1度だけあります。
それが「ゼロから有機化学を極める講習」の1か月後に実施する「有機化学大テスト」です。
この大テストは基礎編と応用編2つのパートからなり、
基礎編のパートで6割未満を取ると退塾措置になります。
「退塾!?厳しい!」と思うかもしれません。
しかし、本番の受験で失敗するほうがもっと辛い経験となります。
受験生にとって本当に大切なスタートであるこの春に、
一度皆の本気を見せてもらいたいのです。
もしここで本気で頑張れなければ、
1年後はもっと辛い思いをすることになる。
だから
“本気になるためのおまじない”
として6割未満は退塾としています。
これは生半可に決めた基準ではなく、実際どんな生徒でも真面目にやれば6割は超えられます。
だから実際退塾となることはほぼありません。
もし頑張ったのに万が一6割未満となってしまうような場合は、GMARCH以上の理系受験が1年後に厳しいといえます。
そのような基準です。
ほぼいませんが、もし頑張ったのに6割未満となった生徒には、進路や方針も含めて丁寧に面談をさせていただきます。
4 「ゼロから有機化学を極める講習」を受講できなかった受験生の皆様へ(塾生以外でも受講可能な有機化学単コースを現在新設準備中です)
大学受験生のなかには、3月以降に入塾いただく受験生や
また、英数の学習に追われて化学の学習が遅れている受験生も世の中にたくさんいて
例年、夏~秋頃に、熟生内外問わず有機化学講習のお問い合わせも多数頂戴します。
そんな生徒たちのため特別に、「ゼロから有機化学を極める講習」を7月、8月、9月にもそれぞれ開催する予定です。
花塾で初めての単コースで受講できる(花塾に普段通塾していなくても受講できる完結型)講座
とする予定です。
「有機化学だけでも短期間で得点できるようにしたい!」
「有機化学が苦手でなんとかしたい!」
「志望大学の有機化学で満点を取って差をつけたい!」
などの要望に答えるために、
有機化学コースのみを受講できる講座を特別に開講します。
花塾生のほとんどが本番の有機化学は8割~満点の高得点でライバルたちに差をつけて合格を勝ち取っていますが、
有機化学はこのように化学で高得点を取るための、大学受験化学の得点源になります。
夏期有機化学講習の日程など詳細が決まりましたらホームページに掲載致します。
塾生以外の方でご希望の方は、お気軽にご相談、お問い合わせくださいませ。
少しでも多くの受験生のお役に立てるよう、花塾講師一同全力で指導して参ります。
番外編 「塾生全員」化学強者の理由 花塾の個別計画作成、サポートについて
花塾では、有機化学講習も、その他の通常授業も通して全て
完全個別カリキュラムでの指導を行っています。
その中で、ひとりひとりの得意・苦手に合わせて計画の作成等も行っています。
得意な生徒さんはもっと得意に、
苦手な生徒さんは丁寧に確実に、ひとつずつ克服していける
だからこそ「全員」有機講習もクリア、化学強者になってくれる
それが花塾のカリキュラムと、講師陣のサポートです。
